サンフレッチェ広島2022年シーズン開幕戦
サンフレッチェ広島の今シーズン開幕戦が行われた。
新指揮官が来日できず不在の中、迎えたホームでのサガン鳥栖戦。
そして、一昨日降った雪がピッチ外にも残っていて雨も降りしきる悪天候のピッチコンディション。
新しいチーム作りの最中で勝つに越したことはないけど、引き分けでもOKという感じ。
いざ試合が始まると、お互い大事な入り方をした。
しっかり守備から入っていて先制点を与えない堅いゲームとなった。
ただ徐々に鳥栖がリズムをつかみ始める。
サンフレッチェは前線からプレスを掛けても、相手GKもビルドアップに加わる鳥栖はプレスを搔い潜っていく。
しかも最終ラインも高いため、プレスがはまってボールを奪えればショートカウンターを繰り出してチャンスを作れるけど奪えなければ自陣でのプレーを余儀なくされるため
、自陣深くから組み立てても相手ゴールに迫るのに時間がかかりなかなか押し込めない。
自陣でボールを奪ってロングフィードでサイドへ展開するもそこから精度の高いクロスを供給できずチャンスを作れない。
そのままハーフタイムに入り前半を終える。
この試合展開だと、相手GKがゴールを空けてビルドアップに参加するところをうまくプレスをかけてボール奪い、素早くカウンター攻撃につなげる以外得点のチャンスはないと踏んだ。
すると、後半その思い描く展開がやってくる。
前線からGKへプレッシャーを掛けて相手DFのパスミスを誘って奪ったMF塩谷がそのままダイレクトで無人のゴールへ・・・
しかし枠を大きく外す💦
途中出場のFWジュニオールサントスも相手DFのバックパスをかっさらってGKが出ていたところをループシュート・・・
これもコントロールできず枠を外す。
試合終了間際のオーバーラップしてきたDF野上の左足シュートもゴールバーをたたき得点できず・・・
結局、0-0のスコアレスドローに終わった。
終始、流れを引き寄せらずワンチャンスをものにできなかったことからすれば妥当な結果だ。
よく失点しなかったという感想。
咋シーズン同様、DF陣がゴール前で体を張ってシュートブロックしたり、相手に体を当てて楽な体勢でシュートを打たさなかったりと好守が光ったから無失点で終えられた。
それでもフリーでクロスをあげられてピンチを迎えている場面もあっただけに、守備陣の評価が高いという前評判を鵜吞みにはできない。
プレスがハマらないときのボールの奪いどころ、奪ってカウンターを繰り出したときのクロスの精度、フィニッシュの精度・・・
ダイレクトパスがつながったときはチャンスを作れていたから、ワンチャンスをものにできれば、勝ち点を積み上げられるチームになるんだけどな。
それでまず、J1残留が現実的になるんだけど・・・
不安な船出となった開幕戦だった。
頑張ってくれ、サンフレッチェ。
期待の若手も出てきているだけに。
今日も良い日だっ。